新年早々あらゆることに「いちゃもん」をつける
おそらく誰も見ていないであろう当ブログですが、
170日ぶりに更新します。
まずは新年明けましておめでとうございます。
この「明けましておめでとう」という言葉。
特に意識することもなく毎年言い続けてきたが、
一体何がおめでたいのか。
毎年この時期に騒いでるのも、この地球上で人間だけだ。
鳥や魚や昆虫からすれば、いつもと変わらない一日を迎えただけ。
日付が変わる直前にカウントダウンを唱えだす飼い主を見て
隣で寝てる飼い猫は「気でも狂うたんか」と言いたげな表情を浮かべていた。
これは毎年言っているが、正月は面白くない。
面白くなさすぎる。
テレビは無駄に豪華な演出で見ていて眩しいし、
ワケわからん芸人が内輪暴露楽屋ネタで盛り上がるだけ。
おまけに「誰でも代わりが務まるような女性タレント」が高級そうな料理を食べて、
「誰でも言えそうなコメント」を残してギャラを貰っている。
見てる人間は何が面白くて見てるのだろう。
そう思いながらチャンネルを変えると、
ニュース番組が初詣の中継リポートをやっていた。
この時勢にも関わらず、浅草寺は人でごった返していた。
女性リポーターは笑顔で「ご覧ください、このように多くの参拝者が新年の御祈願に訪れております♪」と語る。
おそらくこのリポーターも昨年の緊急事態宣言が発令された頃は「このように、渋谷では多くの若者が外出しており感染者数の増加が懸念され…」とか言ってたんだろうなと思う。
カメラが熱心にお祈りをしているカップル達を映すのだが、
どうせ「コロナが早く収まりますように」とか祈ってるのだろう。
(ほなこんな時期に初詣行かんと家でリトルマーメイドでも観とけ)
この様子だと感染者数は今後爆増することが見込まれる。
まだいちゃもんをつけたいことは多々ある。
「おせち」である。
僕はこのお節料理に格別「嫌な思い出」がある。
学生の頃の大晦日、バイトから帰ると玄関の扉の前に郵便物が置き配されていた。
伝票には「お節」と書かれてある。
おそらく母親が注文したものだろうと思い、それを部屋に持ち入った。
ところが冷蔵庫がパンパンでお節を収納するスペースがない。
僕はとりあえずそれを台所の机に置いてテレビを見ていた。
1時間後、パートから帰ってきた母親が血相を変えて叫んでいた。
母「お節は!?なぁ外に置いてあったお節は!?」
僕が「盗まれたらいかんけん、台所に置いちょるよ」と答えると、
母親は僕の頬を思いっきりビンタした。
母「お前部屋の温度見てみぃ!!」
温度計が18℃を示している。
母「1時間もこんな暖房の中置きっぱなしにしたら腐ろうが!!
正月このお節しか食べるモンないのに、味落ちたらどないすんじゃあ!!!!」
年明け5時間前に大怒られを経験してしまったのだ。
こちらとしては親切心で部屋に入れたのに、酷い言われようだった。
しかし暖房を付けたまま置きっぱなしにした自分にも非があるため、
その場は素直に謝った。
しかし翌日の1月1日、箱に入っていた注文書を見ると、
価格7,800円の「カスおせち」だった。
「7800円のお節注文するような奴が味落ちるとか気にすんなボケゴラァ!!!!!」
こうして新年早々嫌な気持ちで正月を過ごすことになってしまったのだ。
それ以来僕はお節が嫌いだ。
170日ぶりの更新なので、今回はこの辺りで終わろう。